ボランティアについて



高齢化、核家族化、都市化にともなって、社会や家庭環境が変化してきました。かつての時代よりも「助け合い」の心が少なくなっています。一人暮らし、あるいは夫婦だけで不安を抱えて暮らしているお年寄り、在宅で暮らしている障害のある方、親の仕事などで子どもだけで夜を過ごしている家庭、障害や痴呆の家族を抱えて生活している方など、私たちの周りにはさまざまな課題を抱えながら生活している方がたくさんいます。また、地域の中には、公的なサービスの利用だけでは解決できない福祉課題がたくさんあります。広く世界に目を向けると、学校へも行くことができずに自分だけの力で生きていかなくてはならない子どもたちや、飢えに苦しむ子どもたちもいます。 私たちは、お互いに支えあって「思いやり」を大切にした社会作り」をしていきたいものです。


■ボランティアとは
ボランティアの語源は、vouluntas(自由意志)、voluntarius(自ら進んでする、任意の)などのラテン語からきています。こうした意味に人をあらわす“er”を付けてできあがったのがボランティアという言葉です。つまりボランティア活動とは「自ら進んで、地域社会の困った問題を解決していくために、継続して、無償で取り組む活動といえます。

ボランティア活動に参加すると、@自分自身の可能性を感じたり、新しい自分に気付くことができます。A活動を通して、知識や技術の習得に繋がります。B社会とかかわることによって自分自身の生活に変化やうるおい、充実感を与えてくれます。C仲間の輪が広がります。



■ボランティア活動の5原則
ボランティア活動の5原則として次のようなことが言われています。
  1. 自発性〜全ては自分の「活動しよう」という気持ちから
  2. 無償性〜活動そのものにお金をもらわない
  3. 社会性〜「共に生きる」という気持ちを持って
  4. 継続性〜細く長く無理をせず
  5. 創造性〜誰もが住みやすい暮らしをめざす
ですから、人のためにあるいは環境のために何かをしたいという気持ちはいいことなのですが、「してあげる」というおしつけではなく、「したい」という自発性が大事です。「思いやり」が「思いあがり」にならないように、しなくてはなりません。



■お年寄りや障害がある人への考え方とエチケット
相手の立場になって、その人が本当に望んでいること、そしてその人の自律した生活を応援していけるような、そんなお手伝いをしたいものです。

  1. どんな人にも個性があります。障害もその人の個性の一部です。自然に接しましょう。障害があるなしに関わらず、人は皆お互いに助けられているのです。
  2. でも障害があることによって生活の一部が不自由な場合があります。ですから、障害がある人に対するお手伝いは人としてあたりまえのことです。
  3. 一人一人が千差万別であるように、それぞれの障害も、障害がある一人一人も全て違います。
  4. 障害がある人へのお手伝いは、まず声をかけてから。黙っていきなり身体に触れたり、車椅子を押したりは失礼ですし、驚かせてしまいます。
  5. 障害がある人は、たくさんのことを自分の力で行っています。本人の自立も大事です。お手伝いをするばかりがその人のためになるとはかぎりません。温かく見守る気持ちも大事です。おせっかいにならないように、危ないときや、困った様子のときにお手伝いしましょう。
  6. お年よりは人生の大先輩です。体力は弱くなっても社会経験をしてきた知識や思考力はむしろ教えていただきたいものです。痴呆のお年寄りに対しても、その人のそれまでの人生に尊敬の気持ちを持ちましょう。


■ボランティア活動の方法ときっかけ作り
ボランティア活動を始めるにあたって、まずは「自分は何が・どうしたいか」を考え、 きっかけ作りをします。いろいろな講習会やプログラムがありますのでそこに参加してみるのもいいかもしれません。ボランティア展実行委員会では、そんな「きっかけ作り」のお手伝いをします。でも、難しいボランティアをすることが立派なのではありません。障害者の介助や、お年寄りの介護、小さな子どもの世話などには、安全に対する心がまえと、専門的な知識が必要になる場合があります。少なくとも、障害やボランティアについての基本的な心がまえだけは持ちましょう。また、施設などでは普段から人手が足りません。施設にボランティアに行くときは、施設の職員がボランティアの人のために時間を取ってくれますが、自分の仕事は後回しにしてくれるという現状を忘れずに。


■ボランティア活動の種類
     家庭で

  • 手芸品や雑巾、おむつなどの作成
  • 近所の清掃
  • 子どもの遊び相手
  • 施設との手紙交換
  • 点訳、テープ吹き込み
  • 学習指導   
  • 盲導犬育成
  • 古切手、使用済みカードなどの収集〜など   
     地域社会で

  • スポーツ・野外活動の手伝い   
  • 子ども会の育成やリーダー   
  • 特技・趣味を活用して教える   
  • 花壇作り   
  • 交通安全指導   
  • 障害児の登下校の世話や遊び相手   
  • 在宅高齢者の訪問活動や話し相手   
  • 移送ボランティア   
  • 公園などの清掃〜など   
     施設で

  • 施設訪問   
  • 作品展、運動会などの行事の手伝い   
  • 建物の清掃   
  • 学習、スポーツ、レクリェーション活動の手伝い   
  • 話し相手、遊び相手   
  • 特技・趣味を活用して教える   
  • 簡単な介助〜など   
     学校や職場で

  • 古切手、使用済みプリペイドカードなどの収集   
  • ボランティアグループの育成、他のグループとの交流   
  • 募金活動への協力   
  • 障害児との交流活動〜など   
     広域・国際的に

  • 援助物資の送付   
  • 親善の手紙などの交換   
  • 外国から来た方たちへの案内   
  • 留学生ホームステイ受け入れ〜など   
(参考〜札幌市社会福祉協議会ポップ・ステップ・ボランティア)


■ボランティア活動の相談
「ボランティアをしたい」、「ボランティアする人を探している」、あるいは「ボランティアについて学びたい」という時には・・・
  1. 札幌市ボランティア研修センター〜中央区北1条西9丁目(223-6005)
  2. 札幌市社会福祉協議会ボランティア研修センター〜中央区大通り西19丁目1−1社会福祉総合センター内(614-8343)
  3. 各区の社会福祉協議会


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